滋賀医科大学(以下本学)で動物実験を行おうとする研究者等は本学学長が認定する動物実験認定資格が必要である。

本学では、動物実験における科学的合理性,動物愛護への配慮,環境の保全及び教職員・学生等の安全確保の観点から平成19年5月に「滋賀医科大学動物実験規程」を制定した。すなわち、動物実験等の実施に当たっては,動物愛護法及び飼養保管基準に即し,動物実験等の原則である代替法の利用,使用数の削減及び苦痛の軽減の3R(Replacement,Reduction,Refinement)に基づき,適正な動物実験を実施しなければならず、そのために教育訓練を実施することとした。この教育訓練の中に、動物に対する生命倫理観を備えもち、国際的に通用する動物実験が行える研究者を養成することを目的として平成16年から実施している「動物実験認定制度」を取り入れている。

この教育訓練は、動物実験を行う予定(学内・外を問わない)の教職員、大学院生及び研究者を対象に、テキストを配布し実験動物学概論、動物実験の倫理と動物福祉、動物生命科学研究センターの利用方法等について概説する。講義終了後には、理解度確認のための資格認定試験を実施し70%以上の正答を得た者を合格者とし、「動物実験(基礎)」の認定証を授与し、本学での動物実験(マウス、ラットからイヌ、ブタまで)の実施が可能となり、動物実験計画書の作成・提出を許可する。

さらにヒトに最も近縁な実験動物であるサル類を用いる実験を行う場合は、「基礎」の資格を取得した者を対象に、その後別途実施するサル類に関する動物実験認定用の教育訓練に加え、実習(Aコース:30日間、Bコース:10日間、Cコース:3日間)および認定試験を実施し80%以上の正答により「動物実験(サル)」認定証を授与する。これによって、本学でのサルを用いる動物実験の実施が可能となり、動物実験計画書の作成・提出を許可する。

この他に感染性の病原体等を取り扱う動物実験の実施を希望する研究者等は、「基礎」の資格を取得した者を対象に、その後別途実施する動物実験認定用の「動物実験(感染)」の教育訓練と試験において70%以上の正答を得、さらにバイオセーフティ委員会および遺伝子組換え実験安全委員会の病原体等取扱い講習会の受講を完了した者に対して、「動物実験(感染)」認定証を授与する。これにより、感染実験の実施が可能となり、動物実験計画書の作成・提出を許可する。

本学において動物実験を実施しようとする研究者等はそれぞれの実験目的・実験内容に沿って必ずこれらの資格を取得する必要があり、その資格を有しない者はいかなる理由によっても動物を用いた実験を行うことが出来ない。

本学がより良い教育・研究体制を推進し活発な研究活動を継続するためには、一般の方そして地域住民方々の理解は不可欠であり、本学の動物実験認定制度により動物実験における動物福祉、動物の生命倫理、動物実験の倫理に深く配慮し、動物実験の透明性と正確な実験の実施・報告に対する責任と責務への認識を新たにするためにも、本学の動物実験認定制度を理解されることを御願いする。

滋賀医科大学 動物実験委員会
滋賀医科大学 動物生命科学研究センター

 

開催予定時期

新型コロナウイルス感染症拡大防止等の一環として、講習会の開催は休止しており、学内者にはweb受講、学外者にはビデオ受講を行います。資格取得をご希望の方は下記へご相談ください

動物生命科学研究センター(事務室)

e-mail:hqanimal@belle.shiga-med.ac.jp

電話:077-548-2332(代表)

 

試験要項

動物実験基礎

  • 随時実施
  • 対象者:新規登録希望者
  • 受講料(テキスト、試験を含む):2,200円(税込)

サル

  • 随時実施
  • 対象者:基礎資格取得者でサル実験希望者
  • 受講料(テキスト、試験、実習を含む):2,200円(税込)

感染

  • 随時実施
  • 対象者:基礎資格取得者で感染実験希望者
  • 受講料(テキスト、試験を含む):2,200円(税込)